乳歯の早期脱落について｜久米川駅徒歩3分の歯医者「こにし歯科医院」

先日の講演会で、低ホスファターゼ症について勉強してきましたが、あらためて、一才６ヶ月と三歳時歯科健診の大切さを学びました。

乳歯の抜ける時期が、標準的な年齢より早くないか？そんなチェックの必要性を痛感しました。

すなわち、乳歯は通常6才前後で、下の前歯から永久歯へとはえかわりが始まるのです。

しかし、骨や内臓、呼吸器など全身にさまざまな疾患を、起こす難病、低ホスファターゼ症の子供の場合は、四歳までに乳歯が抜け落ちてしまうのです。

低ホスファターゼ症は、遺伝子の変化で、健康な骨を作る酵素、アルカリホスファターゼの働きがよわまるのです。

子供の体が大きくならず、ハイハイや立ち上がり、歩きはじめも遅れがちに。

骨を形成するにはカルシウムとリン酸が結びつく必要があるのですが、アルカリホスファターゼが働かないとリン酸が作れなくなるんです。

そしてついには、歯と顎の骨が十分にくっついていないので、乳歯が早く抜け落ちてしまうのです。

一才六歳半歯科健診や三歳時歯科健診で、乳歯の早期脱落に気付き低ホスファターゼ症の診断されれば、専門医による早めの成長予測や健康管理がしやすくなるのです。

これらのことからも、必ず、歯科健診は受診して頂きたいですね。

監修者情報: 院長紹介はこちら

院長　小西勇人

略歴
昭和62年3月 : 昭和大学　卒業
昭和62年4月 : 歯科医師免許　取得
平成2年3月 : こにし歯科医院　開院

所属学会
一般社団法人東京都東村山市歯科医師会　会長
東京都東村山市学校歯科医会　会長
東京都東村山市学校保健会　副会長
東京都東村山市立第三中学校　歯科校医
東京都学校歯科医会　参事
東京都歯科医師会　参事
東京都歯科医師会　代議員
東村山市　保健福祉協議会委員
東村山市　介護認定審査会委員
多摩北部医療センター運営協議会　委員
多摩小平保健所歯科保健推進会議　委員
東村山市保育料等審議会　委員
北多摩北部二次保健医療圏地域災害医療連携委員

久米川駅徒歩3分の歯医者 こにし歯科医院: 〒189-0013
東京都東村山市栄町2-21-12
武蔵第二ビル3F

【月・火・金】　9：30～12：00／15：00～19：00
【水】　9：30～18：00
【土】　9：30～12：00
※休診日：木曜・日曜・祝日

久米川駅徒歩3分の歯医者「こにし歯科医院」｜東村山市のかかりつけ医｜乳歯の早期脱落について